THANK YOU, SOLD OUT
現在「ライダー(ウェイト・スミス)版」と並び、最も愛用されているタロットカードである「マルセイユ版」のタロットカード。
「マルセイユ版」とはひとつのタロットを指す語ではなく、「タロットの一つのカテゴリー」とでも言うべき語になります。
その歴史は古く、17世紀、あるいは15世紀まで遡れるとする見方もあります。
文献等の歴史をひもとくと、17世紀の終わりごろ、印刷技術の発達とともにヨーロッパ中に広まり、現代のタロットのルーツになった事が知られています。
この「エンシェント・オブ・マルセイユ」は18世紀、1760年にニコラ・コンヴェル(Nicolas Conver)によってデザインされた、最も古いタイプのマルセイユ版の復刻版。
イタリア ミラノのカードメーカーLo Scarabeo社が制作しました。
現在一般に「グリモー版」と呼ばれ、愛用されているマルセイユ・タロットは、このニコラ・コンヴェルのデザインを現代風にアレンジして作られたものでもあります。
「ライダー(ウエイト・スミス)版」を使われている方に、「ライダー版とはどこが違うの?」という内容のご質問をよく頂きます。
ここで簡単に「ライダー(ウエイト・スミス)版」と「マルセイユ版」の違いを説明すると、まず小アルカナが数札になっているということ。
「ライダー(ウエイト・スミス)版」ではストーリーが見えてくるようなイラストが印象的ですが、「マルセイユ版」のそれはまるでトランプのようなデザイン。
上下左右対称のため、正位置・逆位置の区別もありません。
また、大アルカナのうち、カード番号8の「正義」と11の「力」のカードが逆になっています。
そして、次によく頂くご質問として、「ちゃんと占えるかしら?」ということも尋ねられます。
基本的には同じ枚数、同じ構成なので、それほど気構える必要はないと思います。
もしピンときたり、絵柄が気に入れば、ぜひ一度使って頂きたいと思います。
重要なのは構成や絵柄の違いではなく、使う方がそれを気に入るかどうか、だと思うのです。
こちらの商品にはオリジナルの英文解説書に加え、タロットカードが初めて、という方向けに、タロットカードの簡単な解説書をお付けしています。
解説書には78枚のカードのそれぞれのキーワード、カードの並べ方などが記載されていますので、すぐお使い頂けるようになります。
およそ300年、あるいは500年間、殆ど変らぬデザインで現代に伝わる「マルセイユ版」タロット。
その神秘的でクラシカルな絵柄に少しでも興味を持たれましたら、ぜひお手に取っていただくことをおすすめします。
メーカー:Lo Scarabeo/イタリア
カードサイズ:120×66mm
枚数:78枚(大アルカナ+小アルカナ)
販売価格 | 3,300円(税込) |
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型番 | T0085 |
在庫状況 | THANK YOU, SOLD OUT |